世界大百科事典(旧版)内の心電図検査の言及
【医原病】より
…したがって,医師の個人的な言動や不適切な医療行為または保健活動がきっかけで,人々の不安が増大し,日常生活に支障をきたす状態(神経症,心身症,自殺など)に陥ることがある。たとえば,心臓病の新しい診断法として心電図検査が行われはじめたころ,その微細な変化を異常所見と読みすぎたために心臓ノイローゼ患者が多発したのがこの例としてあげられる。心電図検査に限らず,集団健診で見かけ上の異常者と見誤られた健康者に心身の異常状態が出現することはまれでない。…
※「心電図検査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」