忌部路通(読み)いんべろつう

世界大百科事典(旧版)内の忌部路通の言及

【路通】より

…江戸前~中期の俳人。姓は忌(斎)部(いんべ),また八十村(やそむら),通称は与次右衛門,名は伊紀。美濃,京,筑紫の人など諸説あって未詳。神職の出と伝える。26歳のころから乞食となり諸国を放浪,1685年(貞享2)3月膳所(ぜぜ)の松本で芭蕉に会って入門し,88年江戸に下り,芭蕉庵の近くに住んだ。89年(元禄2)刊《阿羅野》に収める発句9が句の初見。91年ころから,師弟の信義を欠くなどの理由で,同門間の反感を買い,芭蕉の勘気をもこうむった。…

※「忌部路通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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