世界大百科事典(旧版)内の応待室の言及
【応接間】より
…日本近代の和洋折衷様式の住宅に用いられる接客室で,いす式の起居様式を用い,外観や室内意匠には洋風の様式をとり入れ,客用の玄関の近くに設けられるのが,一般的な特徴である。応接間の主な使用目的は,日常の事務的な来客や友人の応対であり,応接間が主人の書斎を兼ねることもある。それに対して,より親しい親類や近隣の人々は茶の間で応対され,またより改まった来客の機会や,葬式等の儀式には畳敷きの客間が使用される。応接間を持つ間取り形式や,応接間あるいは応接という室名は,明治30年代に大都市の中流住宅に出現した。…
※「応待室」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」