忠勤藩(読み)ちゅうきんはん

世界大百科事典(旧版)内の忠勤藩の言及

【廃藩置県】より

…東京,京都,大阪3府の序列から始まり(1872年の琉球藩設置後は琉球藩がこれに次ぐ),神奈川,兵庫,長崎,新潟(重要港のある県)がこれに次ぎ,以下関東,近畿,中部,東海(甲信を含む),東北,北陸,山陰,山陽(和歌山を含む),四国,九州というだいたいの順序であった。その際,政府は維新の忠勤藩と朝敵藩とを区別し,前者の大藩は県名にそのまま藩の名を用い(たとえば,鹿児島,山口,高知など),後者と日和見の大藩にはその藩名を使わせないで,郡名または山川の名を用いさせた(名古屋=愛知,松江=島根,金沢=石川など)というエピソードがある。79年4月の沖縄県設置で全国は1使3府36県となり,88年1道(1886年,北海道庁設置)3府43県となった。…

※「忠勤藩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」