急性喉頭気管気管支炎(読み)きゅうせいこうとうきかんきかんしえん

世界大百科事典(旧版)内の急性喉頭気管気管支炎の言及

【クループ】より

…子どもの喉頭閉塞による呼吸困難や咳,喘鳴(ぜんめい),嗄声(させい)(しわがれ声)などの症状をさす。しかし慣用的には,これらの症状を呈する疾患名として,古くはジフテリアを,現在では急性喉頭気管気管支炎をさし,さらに広義には,喉頭の急性閉塞性病変の総称ともされて,仮性クループや異物の吸入,急性喉頭蓋炎などを含むこともある。古くスコットランドで〈しわがれ声で泣くこと〉〈カラスやカエルが鳴くこと〉などの意味で使われていたこの語を,1795年にエジンバラの医師ホームFrancis Homeが医学用語として用いたことから,症状名として用いられるようになった。…

※「急性喉頭気管気管支炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」