世界大百科事典(旧版)内の《恐怖の夜の都市》の言及
【トムソン】より
…あまつさえ恋人の病気と死を体験し,また飲酒癖から抜け出すことができず,悲惨で孤独な一生であった。それでも無神論の強烈な主張には衰えが見えず,それを個人的絶望の感情とないまぜにした長詩《恐怖の夜の都市》を1874年に発表。その他80年代初頭に発表された一連の詩作品も合わせて,いわば〈夜の都市〉派とでも呼ぶべき暗うつさで,時代の感性の一つの側面を表現しえている。…
※「《恐怖の夜の都市》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」