世界大百科事典(旧版)内の悉曇字母の言及
【悉曇】より
…したがって,サンスクリット文字を悉曇と称するが,一般的にはサンスクリット文字,専門的には悉曇と使い分けられる傾向にあった。また,悉曇字母(シッダ・マートリカーSiddha‐mātṛkā)という固有の文字の名称でもある。シッダ・マートリカー文字は,6世紀のグプタ文字から発展した変種で,筆記体としては法隆寺の貝葉写本がその代表例とされている。…
※「悉曇字母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」