意味血脈論(読み)いみけつみゃくろん

世界大百科事典(旧版)内の意味血脈論の言及

【仁斎学】より

…こうして聖人の意思(思考様式)語脈(文脈)を知り,それを通じて儒教の意味(経書各部分の個別的な趣旨)血脈(正統思想)を理解せよと主張する。この方法論を意味血脈論という。具体的には,《論語》《孟子》を構成上の特徴や形態上の相違によってそれぞれ上下に分類し,《中庸》を聖人の教えに一致する部分と他の書物が誤って入りこんでいる部分とに区別し,《大学》を儒教の正統思想にそむく書と断定する。…

※「意味血脈論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」