《愛国行進曲》(読み)あいこくこうしんきょく

世界大百科事典(旧版)内の《愛国行進曲》の言及

【替歌】より

…社会状況が迫しているなかで,みずからの気持ちをすでにある歌の旋律に託して歌われることが多い。 第2次大戦中にはやった《愛国行進曲》の歌詞〈臣民われら皆共に 御稜威(みいつ)に副(そ)わん大使命〉が,〈臣民我等皆共に 水を飲んで大悲鳴〉と変えて歌われたが,権威ある者に生活,精神を圧迫されていると感じた人びとが,権威をナンセンスなものにしてしまう替歌によって,うさを晴らしていたことがうかがえる。また,元旦に宮中で行われる四方拝を祝う歌《一月一日》は,明治のころから小学校で元旦の式のときに歌うことにされていた。…

【瀬戸口藤吉】より

…1908‐17年日比谷公園野外音楽堂で軍楽隊の定例演奏を行い,11年イギリス国王戴冠式に際して軍楽隊を率いてヨーロッパ各地で演奏した。晩年《愛国行進曲》(1937)を作曲。【大江 志乃夫】。…

※「《愛国行進曲》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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