世界大百科事典(旧版)内の愛知電気鉄道の言及
【岡崎[市]】より
…愛知県のほぼ中央,岡崎平野の中心に位置する西三河地方の経済・文化・交通の中心都市。1916年市制。人口32万2621(1995)。縄文時代早期から矢作(やはぎ)川,乙(おと)川沿いに居住が営まれ,古くから水陸交通の要衝であったが,15世紀半ば岡崎城が築かれ,近世には5万石の城下町,岡崎,藤川は東海道の宿場町,矢作川の水陸貨物の中継河港町として栄えた。明治に入り,東海道線(1888開通)を忌避したため交通集落としての機能は衰えたが,1923年に名古屋と豊橋を結ぶ愛知電鉄(現,名古屋鉄道)が開通して活況を取りもどした。…
【名古屋鉄道】より
…豊橋~新名古屋~新岐阜間の名古屋本線のほか三河線,常滑(とこなめ)線(神宮前~常滑),河和(こうわ)線,犬山線(枇杷島分岐点~新鵜沼),尾西線など多数の支線と路面電車の美濃町線,モンキーパークモノレール線などから成る。1894年創立の名古屋電気鉄道が建設した犬山線と,1910年創立の愛知電気鉄道が建設した常滑線が発祥で,名古屋電気鉄道は名古屋鉄道,名岐鉄道と称した時代を経て,1935年愛知電気鉄道を合併して名古屋鉄道となった。その間,周辺の中小民鉄をほとんど統合している。…
※「愛知電気鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」