世界大百科事典(旧版)内の感染後脳脊髄炎の言及
【脱髄疾患】より
…いずれも幼小児の遺伝性疾患で,痙性四肢麻痺,痙攣(けいれん),痴呆または精神遅滞などが臨床像の中核をなしているが,末梢神経の髄鞘も同様に失われるため,末梢神経伝導速度の低下がしばしば認められる。(2)自己免疫によるものとしては,急性播種性脳脊髄炎,ないし感染後脳脊髄炎またはワクチン接種後脳脊髄炎がある。これは髄鞘の塩基性タンパク質に対して自己感作されたリンパ球により主として小静脈周囲部の髄鞘が破壊されることによって生じ,動物実験で同様の病態をつくることができる。…
※「感染後脳脊髄炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」