慢性型水俣病(読み)まんせいがたみなまたびょう

世界大百科事典(旧版)内の慢性型水俣病の言及

【水俣病】より

…これらは非典型例,不全型,軽症水俣病と呼ばれた。そのほかに,水銀の摂取を止めても症状が進行する例(遅発性水俣病),徐々に症状が進行する例(慢性型水俣病)などの存在も明らかになった。
[胎児性水俣病]
 妊娠中に母親がメチル水銀を含んだ魚介類を食べ,それが胎盤を通過して起こった先天性(胎児期)のメチル水銀中毒で,1958年ころに発見され62年に最終的に結論が出された。…

※「慢性型水俣病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」