憑支(読み)たのもし

世界大百科事典(旧版)内の憑支の言及

【頼母子】より

…人々が集まってを結成し,少額の米穀・銭貨を拠出して抽選その他の方法で講中の者に融通した社会慣行。《下学集》に〈少銭を出して多銭を取る,これを憑子というなり〉と説明するように,〈憑子〉あるいは〈頼子〉〈憑支〉〈資支〉などとも表現され,《節用集》に〈また合力という〉とあるように,合力銭,助成銭などとも称された。商品流通経済が活発化する鎌倉中期から出現したとみられ,その初見史料は1275年(建治1)12月の紀伊国猿川・真国・神野三荘荘官請文(《高野山文書》)である。…

※「憑支」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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