世界大百科事典(旧版)内の憲法第14修正の言及
【権利章典】より
… 合衆国憲法第1~第10修正の定めは,連邦議会の法律にのみ適用があるという趣旨で作られたものであり,州の憲法および法律を制約するものではなかった。しかし,今日では,これらの規定の内容の大部分は,1868年に成立した合衆国憲法第14修正中の〈州は,何人からも,デュー・プロセス・オブ・ロー(法の適正な過程)によらずに,その生命,自由または財産を奪ってはならない〉との規定を通して,州の憲法および法律にも適用されるものと解釈されている。したがって,例えば刑事被告人の人権の保障について,州憲法の方が連邦憲法よりも手厚い保障をしていればその州では州憲法の定めによるが,合衆国憲法の規定(および合衆国最高裁判所の判例によって示されたその解釈)に示されたところに達していないときには,連邦の基準が適用されることになる。…
※「憲法第14修正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」