世界大百科事典(旧版)内の憲法第15修正の言及
【南部再建】より
…また同時に,クー・クラックス・クランに代表されるテロリズムと暴力が横行したこともあって,この時期は合衆国史における〈憎しみの時代〉もしくは〈悲劇の時代〉と呼ばれる。しかし70年ごろには,投票権の皮膚の色による制限を禁止した憲法第15修正が反乱諸州で批准されたことなどにより,南部の各州が続々と連邦への復帰を認められ,事実上再建政策は終了していく。南部は,こうしてその政治的復権に成功すると,共和党主導下の連邦軍による軍事占領という再建期の苦い思い出への反発もあって,その後民主党の一党独裁体制のもとに強い団結を誇るソリッド・サウスと呼ばれる特異な地域的特色をみせていくことになる。…
※「憲法第15修正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」