世界大百科事典(旧版)内の我来也の言及
【児雷也】より
…〈自来也〉とも。もとは中国の小説に登場する〈我来也(がらいや)〉で,襲った家には,〈我来也(われきたれるなり)〉と書き残す盗賊。これを翻案した読本《自来也説話(じらいやものがたり)》が出版されるや幻怪の構想が大いに人気を得,やがて合巻や歌舞伎などによって,蝦蟇(がま)の妖術を駆使して権力に立ち向かう児雷也像が,幕末から明治にかけての民衆世界に広く定着した。…
※「我来也」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」