世界大百科事典(旧版)内の戦争捕虜の言及
【奴隷】より
…ギリシアのアテナイでは奴隷は〈生きた道具〉とされ,ローマでは〈話す道具〉とされた。このような身分が初めて生み出されたのは,原始共同体の段階においてであったが,戦争捕虜を多数殺さずに奴隷として生かしておくことが常例となったのは,奴隷を生かしておくだけの富がその社会の一部に蓄積され,しかも奴隷を働かせて富や権威を増やすだけの労働対象が蓄積されるという段階においてであった。最も古い記録から奴隷の存在が証明される。…
※「戦争捕虜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」