世界大百科事典(旧版)内の所有形態の言及
【所有】より
…近代国家は人々の利害対立から生ずる紛争に際し,法的措置を主要な解決手段とするため,所有の規範的,抽象的側面が重視され,場合によっては財の歴史的,慣行的な使用の事実と衝突するときもありうることになる。 ところで,使用をめぐる競合の程度とその解決様式によって,種々の所有形態を区別できる。所有形態は所有主体の側と所有対象の側からとらえることができるが,まず所有主体の側から見ると,所有主体が私的個人であるか社会集団であるかによって,私的所有と社会的(集団的)所有が区別される。…
※「所有形態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」