世界大百科事典(旧版)内の手伝い人足の言及
【鳶】より
…実際,江戸,大坂ともに火消人足は土木建築の鳶で組織されており,両者は同義で使われた。しかし,建築人足の鳶は必ずしも鳶口を使う者とは限らず,大工の手伝いや杭打ちなどをするため,京坂では手伝い,手伝い人足とも呼ばれたのである。 鳶は今日でも土建業者の下請作業に従事しているが,それぞれの縄張りを有していて正月の松飾や祭礼の際の飾付けを請け負ったり,正月の注連飾を売る店を出したりする。…
※「手伝い人足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」