世界大百科事典(旧版)内の手取川扇状地の言及
【石川[県]】より
…この斜面を北から津幡川,森下(もりもと)川,金腐(かなくさり)川,浅野川,犀(さい)川,手取川,梯(かけはし)川,動橋(いぶりはし)川,大聖寺川の諸河川が流下し,その下流部に日本海の海岸線に沿って帯状の金沢平野が形成されている。手取川は県下最大の河川で幹川流路延長72kmに及び,金沢平野の中央部に鶴来町を扇頂部とする大規模で標式的な手取川扇状地を形成している。金沢平野は長さ約55km,幅は最も広いところで15kmあり,海岸線には砂丘が発達し,砂丘の内側には,南では加賀三湖(うち今江潟は干拓で消滅),北には河北潟(一部は干拓)があり,その周辺は低湿地となっている。…
【金沢平野】より
…金沢平野の中心をなすのは金沢市で,単に石川県の中心であるだけでなく,北陸地方の中心としての機能を果たしている。金沢市の南西に野々市町,松任(まつとう)市が続くが,野々市町から南は手取川扇状地である。 手取川扇状地は鶴来(つるぎ)町を扇頂として等高線が同心円状に走る標式的な扇状地地形を示す。…
※「手取川扇状地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」