世界大百科事典(旧版)内の手工業職人の言及
【労働】より
…労働の厳しさ,つらさは,むしろ生活の厳しさ,つらさとして意識されていたといえよう。
[ギルド職人の労働]
労働する主体の労働の対象に対する関係という点で,古代の農夫の場合と対照的な位置に立つのは手工業職人の労働である。静的な素材を,道具を手にした人間が,加工し,みずからの構想に従って物に作りあげていく手工業では,労働はもはや圧倒的な自然に従う行為ではなく,労働の対象と労働者との関係は対等である。…
※「手工業職人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」