世界大百科事典(旧版)内の打診法の言及
【アウエンブルッガー】より
…グラーツに生まれ,ウィーン大学でG.ファン・スウィーテンに学んだ。ウィーンのイスパニア病院に勤務中,《胸壁をたたいて胸腔内部にかくれた病気の徴候をみつけるための新考案》(1761)を公表して打診法を創始した。片手の指で胸壁を直接たたく簡単な手技であったが,19世紀初めパリ学派の巨頭J.N.コルビザール・デ・マレの推奨で普及,現在は,指をあて,その上を指でたたく指・指打診法になり広く常用されている。…
【コルビザール・デ・マレ】より
…フランスの医師,近代心臓病学の創始者で,打診法の再発見者として知られ,病理解剖学の分野にも功績を残した。シャンパーニュのドリクールに生まれる。…
※「打診法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」