扶蘇(読み)ふそ

世界大百科事典(旧版)内の扶蘇の言及

【始皇帝】より

…前214年には陸梁の地を滅ぼして南越三郡(南海,桂林,象)を設置し,コーチシナにまで領土を拡張した。 前210年,巡幸の途中で病死したが,丞相の李斯と宦官の趙高は内乱の発生を危惧してこれを秘し,詔命と偽って太子の扶蘇と蒙恬を自殺させ,棺を咸陽に運んではじめて喪を発し,驪山(りざん)に埋葬した。末子の胡亥が二世皇帝として即位したが,始皇以来の法罰至上主義,たび重なる外征および朝宮や陵墓などの土木工事に民衆の反感を招き,山東や楚地を中心に反乱が起こり,始皇の没後わずか4年で秦は滅亡した。…

※「扶蘇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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