把頭(読み)つかがしら

世界大百科事典(旧版)内の把頭の言及

【大刀】より

…あるいは,刃を下向きにして腰に下げるものを〈たち〉とし,刃を上向きにして帯に差すものを〈かたな〉と呼ぶと説明するが,4~5世紀の大刀の佩用方法は明確でないから,これは6~8世紀の大刀と後世の日本刀との相違を述べたものにすぎない。 古墳時代の大刀は,把頭(つかがしら)などの外装部品の材質によって,木装,鹿角装,金属装などに大別することができる。金属装は,黄金,銅,金銅,鉄などを用いた外装の総称であるが,実際には一口(ひとふり)の大刀に,部品によって各種の金属を併用することも多い。…

【苦力】より

…〈満州国〉になってから,大東公司が満州の政権を代表する調達機関となった。苦力は一般に把頭と呼ばれる組頭の下にあり,この親方制度には数人の苦力を配下に置く小把頭から万に及ぶ労働者を支配する大把頭まであった。親方は労働賃金のみならず,労働者の生活財まで一手に供給し,この面でもピンハネした。…

※「把頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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