世界大百科事典(旧版)内の投射詩論の言及
【アメリカ文学】より
…その主張は,描写を排除し,イメージ対イメージによる緊張関係から生じるエネルギーを重視せよ,ということであった。これはT.S.エリオット,W.スティーブンズなどにも影響したが,W.C.ウィリアムズの〈客体主義〉や,詩とはエネルギーの放出であるとするC.オルソンの〈投射詩論〉に発展し,第2次大戦後の詩に大きく影響した。それは詩のみならず,ヘミングウェー,フォークナー,ドス・パソスなどの小説にも反響している。…
※「投射詩論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」