世界大百科事典(旧版)内の抗日同盟軍の言及
【吉鴻昌】より
…満州事変後,抗日を主張し,蔣介石と衝突して外遊した。帰国後32年8月に中国共産党に入党,翌年5月馮玉祥,方振武と抗日同盟軍を組織してチャハル方面で多くの戦果をあげた。馮玉祥が脱落した後には抗日討蔣軍と改称して奮闘したが,捕らえられて34年11月に処刑された。…
【方振武】より
…安慶武備学堂を卒業し,辛亥革命,第二革命等に参加,1926年に馮玉祥(ふうぎよくしよう)の部下となった。28年,済南事件で日本軍と戦い,33年に張家口で吉鴻昌とともに馮玉祥をかついで抗日同盟軍を組織して民族的英雄となった。その後も反蔣抗日の立場をつらぬいて活動したが,41年12月,日本軍の香港攻撃の際に同地でギャングに殺された。…
※「抗日同盟軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」