世界大百科事典(旧版)内の抗D抗体の言及
【血液型】より
…しかし,ある種の抗原をもつ人の血液は,これをもたない人にとっては一種の異物であり,たびたび輸血されると免疫応答をひき起こして,侵入した血液型抗原に対応する抗体を産生するようになることがある。その端的な例がRh血液型の抗D抗体で,Rh-(D-型)の人にRh+(D+型)の血液を1回輸血すると,少なくとも50%の確率で抗Dが産生されるといわれる。Rh血液型でD抗原が臨床医学上とくに重視される理由はここにある。…
※「抗D抗体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」