押切奉公人(読み)おしきりほうこうにん

世界大百科事典(旧版)内の押切奉公人の言及

【奉公人】より

…【北原 章男】
【農村奉公人】
 近世農村の奉公人は一般に譜代,下人,下男,下女などと呼ばれていた。その雇用関係の内容は時期により,また地方により多種多様であるが,身分関係,契約形式,労働対価支払方式,雇用期間などをメルクマールにして譜代下人,質券奉公人,居消(いげし)奉公人(押切奉公人,居腐(いぐされ)奉公人),年季奉公人(年切奉公人),出替奉公人(一季奉公人),日割(ひわり)奉公人,季節雇,日雇などの諸類型に区分される。これらの諸類型は,近代的な賃労働関係の発生する以前の,雇用関係の発展過程を示すものとして重視される。…

※「押切奉公人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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