世界大百科事典(旧版)内の抽気の言及
【火力発電】より
…蒸気圧力は,大型の汽力発電所ではいわゆる臨界圧力(ゲージ圧225.6kgf/cm2)を超えた超臨界圧力の蒸気が用いられる。またタービンで膨張の途中で一部だけ外部に取り出した蒸気を抽気というが,これでボイラーの給水を加熱する再生方式も一般に採用される。再生方式では復水器で蒸気が凝縮する際に循環水に奪われる熱を抽気の分だけ減少させることができ,サイクル効率を高める効果がある。…
※「抽気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」