拘魂制魄(読み)こうこんせいはく

世界大百科事典(旧版)内の拘魂制魄の言及

【魂魄】より

…人の死後間もなく,屋上から死者の魂を呼びもどす招魂や鎮魂の習俗儀礼は,こうした観念から生まれたものである。一方,魂魄の離散すなわち死という観念は,一転して,魂魄を体内に拘束することによって生命を永遠に維持しうるという考えを生み,〈拘魂制魄〉の方術が仙術およびそれを継承した道教の中で発達した。この過程で,魂魄は人間の体内にあって生命活動をつかさどり,行為の善悪を監視する体内神の一つと考えられるようになり,さらに台光,爽霊,幽精の三魂と尸狗,伏矢,雀陰,呑賊,非毒,除穢,臭肺の七魄とに細分されるに至った。…

※「拘魂制魄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む