世界大百科事典(旧版)内の拡大造林の言及
【造林】より
…もともと森林がなかった場所や,森林が切られてからかなりの年月がたった場所に林を仕立てる場合afforestationと,森林を伐採したあとにすぐ次の林を仕立てる場合reforestationとあり,後者は更新とよぶのが普通であるが,更新を造林と同義に用いる場合もある。なお,経済性の低い林を有用な樹種にかえるための造林を,日本では拡大造林または樹種更改と呼んでいる。 林の仕立て方は普通,人工造林(または人工更新)と天然更新(または天然造林)に大別されるが,種子による更新,苗木による更新,および萌芽による更新に分けることもできる。…
【天然林】より
…熱帯では年々2000万haもの森林が減少しているという。日本では国内での用材生産を増大させる目的で,天然林や薪炭林を針葉樹の人工林にかえるいわゆる拡大造林が全国的に推進されてきた。このような拡大造林は昭和40年代にピークに達し,毎年約30万ha程度の人工林化が行われた。…
※「拡大造林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」