世界大百科事典(旧版)内の拡張湿潤の言及
【湿潤剤】より
…湿潤剤は界面活性剤の一つであるが,とくに固液界面に対する配向性の大きいもので,系の極性に応じて適当な構造のものが選ばれる。一般に湿潤は,(1)固体表面に液体が接触し,これがぬれ広がるようにする拡張湿潤,(2)固体表面に付着した液相を界面から取り去っていく付着湿潤,(3)固相細孔中に液体が浸透していく浸漬湿潤,に分類される。そして固液両相の接触角θが180度より小さくなるようならば付着湿潤が,90度より小さい場合は浸漬湿潤が,またθ=0の場合は拡張湿潤が起こる。…
※「拡張湿潤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」