世界大百科事典(旧版)内の接触呪術の言及
【呪術】より
…類感呪術は模倣呪術imitative magicともいい,類似の原理に基づくもので,たとえば雨乞いのため火をたいて黒煙を出し,太鼓をたたいたり,水をふりまくのは雨雲,雷,降雨のまねである。感染呪術は接触呪術ともいい,一度接触したものは離れた後もたがいに影響を与えつづけるという考え方に立つもので,日本で病弱な子を健康にするため近所の元気な子の着物の切れ端を集め,縫い合わせて着物を作り着せるのはこの呪術である。そのほかしばしば行われる分類に白い呪術と黒い呪術がある。…
※「接触呪術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」