提刑按察使司(読み)ていけいあんさつしし

世界大百科事典(旧版)内の提刑按察使司の言及

【明】より


[地方]
 地方制度では,布政司(布政使)の管轄区域が最大の行政単位で,行省の名を残して省と通称される。布政司が一般民政を担当するほか,省には司法・監察を担当する提刑按察使司,略して按察司と,軍隊を管轄する都指揮使司,略して都司が置かれ,併せて三司とよばれ,重要事項は3者の合議によって決定された。行省時代のような単一の長官は存在しなくなったのである。…

※「提刑按察使司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」