世界大百科事典(旧版)内の摑捕の言及
【川漁】より
… 川漁で用いられる漁法は多岐にわたっている。まず,摑捕(つかみどり)は石の下,岸の虚(うつろ),石垣・岩の穴などに潜む魚を手づかみしたり,水中の石やげんのうでたたいて捕らえたりするものである。少し技法を要するものでは,寒中川底に潜むコイを捕らえる鯉抱(こいだき)がある。…
【サンマ】より
…ダツ目サンマ科の海産魚(イラスト)。秋の味覚を代表する魚の一つで,秋刀魚の字を当てる。分類上はダツ,サヨリ,トビウオなどの仲間である。体は側扁して細長く,下あごが上あごよりわずかに長い。体の後部に対置する背びれとしりびれに,それぞれ数個の離れびれが続く。背側は青黒いが,腹側は銀白色に輝き,刀を連想させる。典型的なプランクトン摂餌性で,小甲殻類や稚魚などを食べ,全長40cmに達するものもある。ふつうは外海の表層を群れて泳ぐが,ときどき内湾の奥に迷い込む。…
※「摑捕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」