撚金糸(読み)よりきんし

世界大百科事典(旧版)内の撚金糸の言及

【金糸】より

…前者はヨーロッパ,西アジア地方でもっぱら用いられるいわゆるメタル・ヤーンで,細断した切金をそのまま,あるいは絹糸などに巻きつけて用いるもの。後者は中国およびその影響を受けた朝鮮,日本で用いられるもので,丈夫な紙に漆や膠などで金箔を貼りつけ,これを細断して平金糸(ひらきんし)(平箔糸)として用いたり,絹糸に巻きつけて撚金糸(よりきんし)として用いたりする。金糸を織り込んだ織物の歴史はきわめて古く,西方では既にローマ時代に存在したといわれる。…

※「撚金糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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