世界大百科事典(旧版)内の撞木造の言及
【善光寺】より
…正面7間,側面16間で,外陣,中陣,内陣,内々陣に分けた奥行の深い平面構成をとり,内部は高さ10mにも及ぶ高大な空間を設け,また内々陣の床下を巡る胎内くぐりの趣向など,現存する他の本堂建築には類例をみない。屋根の棟がT字形をしたいわゆる撞木(しゆもく)造で,正面は妻入りとしており,四周に裳階を巡らすことともあいまって外観にも独自のものがある。なお三門(1750),経蔵(1759)も重要文化財で,本堂とともに近世大寺院にふさわしい大規模なものである。…
※「撞木造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」