撫育教導(読み)ぶいくきょうどう

世界大百科事典(旧版)内の撫育教導の言及

【近代社会】より

…権力の行使は,〈一国は一家なり,政府は父母なり,人民は子なり,警察は其保傅なり〉(川路利良《警察手眼》)との言が述べるように,いまだ開化に浴さぬ〈幼者〉に対する保育にほかならない。それだけに国家は,民衆の〈撫育教導〉を天皇の名による権力の貫徹としてはかり,頑愚未開な民衆を開化させるという使命観で支配した。このことは,学校教育における〈天皇の国〉意識の涵養(かんよう)のみならず,組織的な集団行動の体得,地域言語としての方言にかわる〈標準語〉という〈国語〉学習の強化等々として展開された。…

※「撫育教導」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む