世界大百科事典(旧版)内の放射性希ガスの言及
【希ガス】より
…いずれの元素も真の意味での化合物をつくることはないと考えられていたが,イオン化ポテンシャルの最も低いキセノンについて1962年カナダのバートレットN.BartlettによってはじめてXePtF6がつくられ,それ以来今日までにXeおよびKrの化合物がつくられている。希ガス化合物【中原 勝儼】
[放射性希ガス]
235Uなどの核分裂または中性子捕獲によって生成される放射性同位体で,37Ar,41Ar,79Kr,81mKr,85mKr,85Kr,87Kr,88Kr,133mXe,133Xe,135mXe,135Xe,138Xeがある。KrおよびXeの放射性同位体は原子炉の燃料棒中で,Arの放射性同位体は炉内の空気中Arの放射化で生じ,半減期10.7年の85Kr以外はいずれも半減期が12日以下と短い。…
※「放射性希ガス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」