放射線強化弾頭(読み)ほうしゃせんきょうかだんとう

世界大百科事典(旧版)内の放射線強化弾頭の言及

【核兵器】より

…3F爆弾の語源は,その爆発過程である起爆用原爆の核分裂fission,重水素の核融合fusion,238Uの核分裂fissionの3段階の核反応の頭文字をとったものである。
[中性子爆弾]
 放射線強化弾頭ともいう。通常の水素爆弾の爆風と熱線の効果を抑え,即発放射線,特に中性子線の効果を高め,さらに残留放射能も減少させた核兵器。…

【中性子爆弾】より

…核爆発によって放出される放射線の割合を増大させ,爆風,熱線,残留放射線の効果を抑制した核兵器。正確には放射線強化弾頭enhanced radiation warheadと呼ばれる。一般に出力10kt以下の核兵器では放射線効果が最大となるが,放射線強化弾頭は放射線(とくに中性子)の放出を増大させた小型(出力1~2kt)の核融合兵器(水素爆弾)である。…

※「放射線強化弾頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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