世界大百科事典(旧版)内の教皇授恵庁の言及
【教皇庁】より
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[沿革]
教皇庁は本来教皇の御付司祭とローマ近隣の司教たちから成っていたが,教会の発展とともに拡大,分化し,11世紀からローマ教皇庁Curia Romanaと呼ばれるようになった。パウルス6世による改革(1967)直前までは,12の聖省と三つの裁判所(赦免院,控訴院,大審院)と五つの官署(教皇官房庁,聖職禄の配分などを扱う教皇授恵庁,教皇財務庁,国務省,文書書簡庁)を中心に構成されていた。聖省は16世紀に作られたものが多いが,1542年設置の最古の聖省〈検邪聖省〉の前身は13世紀の異端審問所である。…
※「教皇授恵庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」