世界大百科事典(旧版)内の散乱光弾性の言及
【光弾性】より
… Ni=αti(σ1′-σ2′)iただし,Niはi方向に光を入射したときの縞次数,tiはi方向の光路程,(σ1′-σ2′)iはi方向に垂直な平面を平面応力面としたときの見かけの主応力差(有効二次主応力または二次主応力という)である。応力凍結法のように凍結後のモデルをスライスすることなく,三次元モデルに直接負荷し,非破壊的に応力分布を測定する方法に散乱光弾性がある。これは,偏光を光層(ビームの集合)として負荷モデル内を通過させ,応力状態に対応した散乱縞からモデル内の応力を解析するもので,取扱いはかなりやっかいであるが,特別な問題,例えばねじり応力の解析にはきわめて有効である。…
※「散乱光弾性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」