世界大百科事典(旧版)内の数学教育協議会の言及
【読み書きそろばん(読み書き算盤)】より
…これに対して同じく50年代後半以降,子どもの認識の発達と言語学・数学など教科の基礎にある諸科学の研究成果に依拠して,教育方法の研究がすすめられるようになった。たとえば計算については数学教育協議会(委員長,遠山啓)が複雑な計算過程をもっとも単純な計算過程に分解し,それを結合してもっとも典型的な複合過程をつくり,そこからしだいに典型的ではない複合過程に及ぼしていくという計算指導の方式(〈水道方式〉と呼ぶ)をつくりあげ,子どもと教師に歓迎された。読み書きそろばんは基礎学力であるという一句に安住せず,読み書きそろばんのうち何がもっとも重要な内容であり,それをどう教えるのがよいかについては不断の研究が必要である。…
※「数学教育協議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」