世界大百科事典(旧版)内の整骨療法の言及
【接骨師】より
…これらの民間療法はやがて,聖人の奇跡治療として受け継がれ,近世に伝えられている。 近世に入ると,骨のゆがみや異常と病気の関係が詳しく研究されるようになり,19世紀にはアメリカ人のスティルA.T.Stillが〈整骨療法(オステオパシー)osteopathy〉を提唱,整骨により動脈中の血流を正し,万病を治すという試みがなされた。さらに19世紀末には,カナダ人のパーマーD.D.Palmerが,脊椎矯正により神経への圧迫を除去する整体術〈カイロプラクティックchiropractic〉を考案し,かつての接骨師の役割を復活させた。…
※「整骨療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」