文(中国思想)(読み)ぶん

世界大百科事典(旧版)内の文(中国思想)の言及

【面子】より

…この〈礼〉の外面的要素が強調されたものが面子の重視に結びつくのである。いま一つは,春秋戦国期から存在する文(あるべき理想形)と実(現実)の二元論的思考である。《春秋》の記事において現実には天子の軍が敗北したのに,それをあるべからざることとして表現方法を変えるのは,面子の重視であり実を認めつつ文に固執するものにほかならない。…

※「文(中国思想)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」