世界大百科事典(旧版)内の文化学派の言及
【新フロイト派】より
…1934年ころから第2次大戦後にかけて,アメリカ,ニューヨーク精神分析研究所のK.ホーナイを中心に興った,新しい精神分析学の一派。文化学派,フロイト左派と呼ばれることもある。従来の正統精神分析学が,生物学主義に立脚してリビドー仮説を重視したのに対して,この派の人たちは,人間をとりまく環境や文化的条件をより重視し,神経症の原因のみならず,精神分析的諸概念をも,比較文化論的,社会学的,人間関係論的見地から,批判的に検討し直した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」