世界大百科事典(旧版)内の文政打払令の言及
【異国船打払令】より
…1825年(文政8)に発令された外国船取扱令で,日本の沿岸に近づく外国船に対し,無差別に砲撃を加えて撃退することを命じたもの。文政打払令,無二念打払令ともいう。幕府は,1806年(文化3)漂流船には薪水を給与すると同時に,江戸湾ならびに全国の沿岸の警備を強化することを諸大名に命じたが,19世紀初め北太平洋で操業する英米の捕鯨船が日本近海を航行し,水,食料を求めて頻繁に沿岸に渡来したため,諸藩は沿岸警備に苦しんだ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」