世界大百科事典(旧版)内の文芸協会付属演劇研究所の言及
【俳優教育】より
… 一家一門での養成意識が強い日本でも,明治以降の近代化にともない,1908年(明治41)に新派女優の川上貞奴(さだやつこ)と男優の藤沢浅二郎により,それぞれ〈帝国女優養成所〉と〈東京俳優養成所〉(のち〈東京俳優学校〉と改称)とが設立された。そして男女合同の近代的俳優養成機関としては,坪内逍遥邸に翌09年文芸協会付属演劇研究所が創設され,松井須磨子や沢田正二郎などが育った。第2次大戦後は48年に秋田雨雀の舞台芸術学院が発足し,49年に俳優座に設立された付属演劇研究所では,3年制の俳優教育が行われるようになった。…
※「文芸協会付属演劇研究所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」