世界大百科事典(旧版)内の斯民会の言及
【報徳会】より
…報徳主義を指導精神とし,〈勤倹力行〉〈分度推譲〉(分度は二宮尊徳の創始した仕法上の用語で分限度合の意)などの諸徳目を道徳と経済の調和というスローガンに組み入れて,資本主義の発展によって動揺した農村共同体秩序を再編するための地方改良運動の推進母体となった。斯民会を行政単位につくり,地方における実践団体とした。青年会の組織化と町村会の育成にも力を注ぎ,1916年に中央報徳会青年部をつくり,大日本連合青年団と財団法人日本青年会を設立,21年には全国町村会を結成した。…
※「斯民会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」