世界大百科事典(旧版)内の新写本の言及
【写本】より
…古写本は,のちの写本に比べて転写の回数が少なく,そのため本文中に誤脱が少ないであろうという期待,また江戸時代に発達した印刷術による版本を写したというおそれがないことなどから,古写本珍重は今日でも変わっていない。江戸時代後期以後に書写された本は,新写本とよばれるが,多くの場合,その価値が劣る。しかしこれらの呼称は,判断する人の主観に左右されやすく,使い方も一定しているとはいえない。…
※「新写本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」